会長という役職はありますが,中津川市立東小学校における一学校事務職員であることは,会員の皆さんと同じです。学校あっての「学校事務職員」ですので,自分の学校での仕事等も大事にしつつ,微力ではありますが県事研活動がより良いものとなるよう精一杯務めさせていただきます。
<学校事務職員を取り巻く制度的な変化>
平成29年4月
・学校教育法の一部改正 事務に従事する → 事務をつかさどる
・地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正
教育委員会規則で定めるところにより,(中略)共同学校事務室を置くことができる
これらを受け,岐阜県では
・令和3年10月6日 「市町村立小中学校事務職員の標準的職務内容」の改正
・令和4年10月6日
「岐阜県市町村(組合)立小中学校事務職員のキャリアステージにおける育成指標」の通知
・令和6年10月6日
「岐阜県公立小・中・義務教育学校共同学校事務室の設置に関するガイドライン」の通知
<学校事務職員を取り巻く環境的な変化>
・共同学校事務室など,市町村の管理規則や要綱に基づく行政組織 9割以上の市町村で設置
・岐阜県総合教育センターにおける研修の新設
令和6年度「市町村立小中学校等事務職員リーダー研修」
令和7年度「5年目研修」「市町村立小中学校等事務職員ミドルリーダー研修」
上記の状況の中で,令和7年度の県事研の研究テーマは「子どもたちの豊かな育ちを実現する学校事務 ~校務運営への参画を支援する共同学校事務室の機能強化~」を継続します。
このテーマの具現を目指し活動していく中で目指すものが二つあります。一つは学校に関わる全ての人たちの「ええ顔」,もう一つは会員一人一人の変容・意識改革です。
私自身のこれまでの経験から「学校」には「子どもたちの学びの場・職員の職場・地域の拠点」の三つの側面があると考えています。それぞれの側面における環境の整備などにおいて,学校事務職員は欠かせない存在です。子どもたちが豊かに育つ,その育ちを支える教職員,そして学校を支えてくださる地域,すべての「ええ顔」を目指していきます。
昨年度,県事研が開催した室長等リーダー研修および秋季研修会,その中で「これからの学校における学校事務と事務職員の役割」という講話を行いました。三重県松阪市立飯高中学校の西井主査からお話しいただいたわけですが,講話の感想の中で多くの会員から「モチベーターとしての事務職員」「学校事務観の転換」「学び続ける事務職員」というキーワードが出てきました。学校事務職員に求められているものが変化してきている中で,そのことを意識し,求められる資質やスキルについて考え,研修などに積極的に向かうこと,仕事の在り方や仕事に対する考え方等,自分の持っている,いわゆる事務職員観を変えることが求められています。会員の皆さん一人一人が自分事として捉え,仲間との共有・つながりの中で考えていただければと思います。
最後に,県事研は変わろうとしています。共同学校事務室の機能強化のため,組織に必要な人材を育てる研修に重点を置きながら,県単位の研究団体として,何を会員へ提供できるのか,会員が何を求めているのか,存在意義を模索しながら,スリム化を進めようとしています。会員の皆さんの声を聞きながら,時代の変化に合わせた組織の在り方を模索していきます。
これらを成し遂げていくためには,会員の皆さんの御支援・御協力が何よりも必要不可欠です。活動への積極的な参加に加え,多くの声をお聞かせいただけるよう,よろしくお願いいたします。
岐阜県小中学校教育研究会事務職員部会会 長 佐 藤 弘 和